前回まで6話にわたって、お金の話を書いてきました。保険を見直し、手持ちの財産をほぼ全額インデックス投資に回し、お金の土台を少しずつ固めていった日々です。
今回からは、少し話題を変えます。住まいの話です。
離婚が決まり、私は娘を連れて実家に戻りました。
両親は、何も聞かずに受け入れてくれました。育休中でもあったため、住んでいたアパートからの引っ越しの際も、実家に娘を預けて一気に片づけられました。
せっかくなのでと休みの日は、色々なところに祖父母と一緒に遊びに連れていきました。
私の好きな牧場が多かった気がします。
おかげで、憂鬱な気分もすぐに終わり、お金の勉強をすることで気持ちもすぐに切り替わりました。保育園探しもなんとか復帰2ヶ月後に決まり、それまでは認定こども園で割高でしたが、預けて仕事へ行きました。
保育園への送迎もほとんどが祖母にやってもらい、家に帰れば夕ご飯もできている。
シングルマザーの生活としては、恵まれていました。あの時期に、実家の助けがなかったら、仕事も育児ももっとギリギリの綱渡りをしていたはずです。両親には、感謝してもしきれません。
実家の中で娘と私は、私の部屋で残したテレビやタンスなど少ない家具の中で快適に暮らしていました。
でも。
しばらく経ったころ、自身の生活を振り返ってある思いが湧き上がってきました。
このままだと、私、だめになるな。
何か決定的な出来事があったわけではありません。ただ、日々の暮らしの中で、小さな違和感が少しずつ積もっていきました。
母親なのに、送迎もできていない、夕飯の献立も考えていない。土日に娘を連れて公園や牧場に出かけるだけ。これで母親と言えるのか・・・。
自分の家庭を築いていきたい。娘に「ここが私の家!」と友達に言える場所を作ってあげたい。
両親もいつまでも面倒を見るのはきついと感じていたと思います。
スマートフォンで夜な夜な物件探しをはじめました。最初はアパートなどを検索していましたが、中古物件のチラシをよく見るようになり、思い切ってオープンハウスへ母と一緒に行くことにしました。
実家から近くの物件を10件ほど数ヶ月かけて見てまわりました。
実際に見に行くことで、どんな暮らしができるかを想像するのはとても楽しいものでした。
大きなこだわりがなかったので、見る物件で色々な暮らしぶりを想像することができました。
選択肢は二つありました。賃貸か、購入か。
普通に考えれば、まず賃貸だと思います。シングルマザーが最初から家を買うという発想は、あまり一般的ではありません。私も最初は賃貸の情報を眺めていました。
持ち家と賃貸の比較はいつの時代でも取り沙汰されます。
正解は人それぞれだと思うので、そこを考えることはやめました。
自分らしく生きていける、穏やかな暮らしが想像できる住まいを見つけよう。それだけを考えました。
その時期によく読んでいた本です。
・シンプルに生きる 著者 ドミニック・ローホー

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